详细介绍
長野県東筑摩郡朝日村に生まれ、三歳の時に父親をガンでなくす。朝日中学を経て、1958年長野県松本県ヶ丘高等学校卒業後、同年4月上京。大森の荒物問屋の住み込み店員を手始めに、新聞店の配達員、サンドイッチマン、コンクリート工場の工員、ダンプカーの運転手、旅館の下働き、うたごえ喫茶の歌手など約15種類の職業を経験する。1964年3月、初めて労音の仕事をし、世に出るキッカケができる。
1968年結婚。翌年、長男の恒、次の年に次男の契が生まれる。
1969年NHKのステージ101の初期メンバーとしてレギュラーになるが、年長で別格扱いであった。1971年グループ「六文銭」と共演した曲「出発の歌(たびだちのうた)」で、三重県合歓の郷の「ポピュラーソング・フェステバル'71」でグランプリ受賞。次いで、11月、第2回世界歌謡祭でグランプリを獲得。翌1972年には第23回NHK紅白歌合戦で、ヤング101と共に、晴れやかで若々しい初出場を飾った。また、フジテレビ系列の時代劇『木枯し紋次郎』の主題歌「だれかが風の中で」を歌い、ヒットさせる。9月には「日本歌謡祭」で「橋」が入賞。1973年には、2月、沖縄海洋博の歌「珊瑚礁に何を見た」を吹き込む。「さよならの世界」で第4回世界歌謡歌唱グランプリを受賞。
それ以後は俳優としても活動し、数多くのテレビドラマ、映画、舞台に出演。TBS系列の『3年B組金八先生』の社会教師・服部肇役は特に有名。
とりわけ丸大食品のウインナー、フランクフルト商品のCMソングを1980年代に担当していたこともあり、その名を知らずとも歌声を記憶している者は極めて多い。
現在は、長野県富士見町に居住している。